Arch Linux インストール(インストール後の環境設定)
さて、先週に引き続き Arch Linux をインストールしていくよ。
いよいよ、基本パッケージをインストールするよ。
# pacstrap /mnt base base-deval
少し時間がかかるよ。
私の場合「3分」ぐらいかかった。
fstabを生成するよ。
現在マウントされているパーティションをもとに、適切な値を書き込んでくれるよ。
# genfstab -U -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
ここまでの作業はUSBブートした Arch Linux で作業を行っていたんだが
ここからはSSDにインストールした Arch Linux のほうに入って作業を行うよ。
これをルートを切り替えるって表現するんだ。
タイムゾーンを設定するよ。
# vi /etc/locale.gen
上記ファイルの中で次の2行を見つけて先頭の「#」を削除してくれ。
#はコメントの意味なのでコメントを解除して有効にすることになるよ。
次は、言語ロケールを生成するよ。
#locale-gen
次は、デフォルトのロケールを設定するよ。
まだ日本語環境が整ってないのでここでは英語にしておくよ。
# echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf
# export LANG=en_US.UTF-8
キーボード配列を日本語にするよ。
# loadkeys jp106
# echo KEYMAP=jp106 > /etc/vconsole.conf
タイムゾーンを設定するよ。
# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
# hwclock --systohc -utc
ホスト名を設定するよ。
ホスト名は何でもいいがここでは「kira」とするよ。
自分の好きな分かりやすい名前を付けてくれ。
# echo kira > /etc/hostname
# vi /etc/hosts
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost kira
::1 localhost.localdomain localhost kira
無線LANの設定をやるよ。
前にやって現在、無線LANにつながっていると思うけど
再起動しちゃうと設定が失われるから、再起動してもOKな
ように設定するよ。
# lspci -k
「wireless」という文字を探してね。
あったらドライバがロードされていて使える状態にあるよ。
# ip link
ネットワークインターフェースの一覧と状態を表示するよ。
先頭が「wlp」になってるものはあるかな?
私の場合は、「wlp2s0」となっている。
あとで使うからメモしておいてくれ。
# ip link set wlp2s0 up
# cd /etc/netctl
# cp example/wireless-wpa wireless
# chmod 600 wireless
# vi wireless
Interface=wlan0 → wlp2s0
ESSID='MyNetwork' → F660T-mmpx-A
Key='wirelesskey' → 暗号化のキー
赤い部分を書き換えてくれ。
# netctl enable wireless
次は、ルートのパスワードを設定するよ。
# passwd
パッケージデータベースのアップデートを行うよ。
# pacman -Syy
Kira L93はIntel CPUなのでIntelのマイクロコードのアップデートを有効にするよ。
ブートローダーをインストールするよ。
# pacman -S dotfstools efibootmgr
# grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot --bootloader-id=arch_grub --recheck
/boot/EFI/bootにもブータブルスタブを作成しておくよ。
# mkdir /boot/EFI/boot
# cp /boot/EFI/arch_grub/grubx64.efi /boot/EFI/boot/bootx64.efi
grub.cfgを作成するよ。
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
よっしゃー!
設定はこれで終わった。お疲れさま。
再起動するよ。
※USBメモリは抜いておいてくれよ、USBから起動してしまうんで。
# exit
# umount -R /mnt
# reboot